2021シーズン、34歳にして初全試合出場。
第42節、最後の愛媛戦を終えた直後のインタビューで「全試合に絡むことができた秘訣は何か?」
という質問を受けました。
咄嗟の質問に
「食事や睡眠、次に向けての準備をただひたすらやってきた。。。」
とありきたりなコメント。
改めてどんなことをしてきたのか、
振り返りと、悩んでいる中高生やアスリートたち向けに書いてみます。
この内容を実践すると、
・時間をコントロールできる
・ポジティブになれる
・課題や問題が明確になる
・クリエイティブなことに集中できる
・悩む負担が減る
・変化に気づけるようになる
などのメリットを感じられると思います。
モーニングルーティン
今シーズン、最も効果があったのは
「モーニングルーティン」=朝の習慣です。
42試合、全試合出場できた理由は
「朝の習慣」を徹底したことにあると僕は考えます。
そもそも成功するアスリートは
なぜルーティンにこだわるのか?
僕の答えは、競技の中で最高のパフォーマンス
(クリエイティブな仕事)を発揮するためです。
つまりルーティンを行うことで
決断の回数を減らし、プレーに専念する。
プレーに専念するための手段がルーティン
ということです。
人の行動の90%以上は無意識
毎日の通勤、途中で寄るコンビニ、スマホでチェックするアプリなど
人は行動の9割は無意識だと言われています。
4年前、僕がヴィッセル神戸に在籍しているときに
この『無意識』で行っている行動レベルが高ければ、スキルが向上し、選ばれる選手、
長く現役を続けられる選手になるのではないか、と考えるようになりました。
そこから、活躍している選手や成功されている経営者の習慣やクセを徹底して調べたり、観察していました。
しかし、このような方たちのマネをするだけでは無意識まで落とし込むのは難しいと感じ、
確実に無意識な状態になるまでは毎日意識して習慣化しなければならない
と思い、行き着いた行動が「朝の習慣」を徹底することでした。
具体的に
朝の習慣はたくさんあるので、その中でも効果的だった2つをご紹介します。
①目標と目的を確認
②頭に思い浮かぶことをノートに記入
①について
まずは現在の目標(ゴール)と目的を確認します。
②について
頭に思い浮かぶことや目標に必要なこと、
今やるべきことを書き出していきます。
僕であれば【サッカー】と【事業】の2つ。
その中で、
「うまくいっていること」
「頭でモヤモヤしてること」
「問題、課題と感じること」
を全て書きだすとポジティブな面とネガティブな面(課題や問題)が明確になり、頭が整理されます。
ここから大事なことは
うまくいっている部分をみつけ、
「さらに良くなるためには何ができるか?」
この質問を自分に投げかける習慣を徹底するのがポイントです。
そう「リトルワタナベ」に問いかけます。笑
そこから、
次は何をしたらもっと良くなるだろう?
どんな方法があるだろう?
と思考するようになり、自然にアイディアを探したり、ゴールから逆算して考える力が身につくようになりました。
そして優先順位を書いて、スケジュールに落とし込んでいく。
この作業を毎日行うことで
・時間をコントロールできる
・ポジティブになれる
・課題や問題が明確になる
・クリエイティブなことに集中できる
・悩む負担が減る
・変化に気づけるようになる
上記のような状態をつくれるようになり、毎日継続することで『自信』につながりました。
レノファ山口は、今年15位に終わり、上手くいかないときもたくさんありました。
しかし、その中でも自分を客観視し出来たことに目を向けつつ、問題があれば改善、
そしてまた挑戦と繰り返してきたからこそ、全試合出場という結果にたどり着いたのだと思います。
The early bird gets the worm.
「早起きは三文の徳」
いつもより少しだけ早く起きて、時間を有効活用してみることを僕はオススメします。
渡部博文
追伸:
こちらの中でプロサッカー選手を目指す
子供たちと保護者様に向けて