未知への恐怖を乗り越えろ

古田です、

環境を変えるのって怖いですよね。

例えばあなたが幼少期からずっと
地元の北海道の田舎町に住んでいたとして、

「明日から東京に行って下さい」

って言われたらまあまあ怖くないですか?笑

「えっ、東京?東京怖い」
「オシャレしなきゃいけないのかな」
「悪い人たちいっぱいいそう」
↑(こんなこと僕は思っていないですよ、あくまで例えばです笑

など、未知な世界に対して
勝手な先入観ってありますよね。

幽霊でもなんでも、
何で僕達は怖がるのかって、

“未知への恐怖”なんですよ。

結局僕達人間は、未知なもの、
見たこと、行ったこと、知らないものを
怖がる(拒絶する)ようにできているんです。

もし幽霊が

「はい!どうも〜!!♫」

と目の前にテンション高めで出てきたら
全く怖くないと思うんです。
逆に怖いかな?笑

こういうのを“クローゼット理論”って言って、

寝る時とかに、クローゼットの中に幽霊が
いそうで、怖くなった経験はありませんか?

この恐怖を取り除く方法は唯一つ、

“クローゼットを開けること”です。

要するに僕達は
クローゼットが怖いわけでも、
幽霊が怖いわけでもない。

見たことがない、経験したことがない
“未知”なことが怖いだけなんです。

未知なことはこの目で確かめれば良い。
そうすれば恐怖心は消えるはずです。

分からないならやれば良い。
気になるなら試せば良い。
知らないなら学べば良い。
怖いなら開ければ良い。

そこを一歩踏み出す勇気だけだと
思っています。

環境・自分を変えることを恐れない

・北海道の田舎町から東京へ行くこと
・クローゼットを開けること

これらはあくまで例え話ですが、
現実に置き換えるとこれらに似たような
出来事って起きていませんか?

進路、転勤、転職、転校、
勉強、起業、挑戦…

もちろん、全てが全て
環境を変えたり、新しい扉を
開けることが良いこととは限りませんが、

少なくとも自分の中で
“チャレンジ”と捉えて起こす
行動については、

純粋に応援してあげたいな、と
僕個人的には思いますし、

自分自身は性格的に
常に新しい挑戦をしていないと
生きている心地がしないタイプなので

ガンガン行動してガンガン扉を開けて
ズカズカ前に進んでみたいです。

そしてそこで結果を出そうと思ったら
自分を変えるしかありません。

自分の今の現在地は
自分の今の能力に最適化された
位置にいるはずなので、

もっと上のステージへ、
もっと理想の状態へ、

と思ったら自分の思考から行動から
習慣から全てをアップデートしないと
なかなか目的地までは辿り着きません。

今の環境や状況に文句を言っても、
結局は全て自分の能力による結果が
目の前で起きているだけなので。

各カテゴリーでの経験を経て

僕はコンサドーレ札幌でプレー
していた時に1年だけJ1でプレーし、

あとはJ2、金沢でもJ2、
秋田ではJ3でプレーしました。

もちろんずっとJ1でプレーできれば
ベストだったかもしれませんが、

現役を引退して思うのは、
各カテゴリーでの経験は
自分の中での財産となっています。

もし僕がJ1での経験しかなかったら、

トレーニングで着た練習着は
ポンっとカゴの中に入れておけば
知らない間にホペイロの方が洗濯してくれ、

朝クラブハウスに来れば
練習着が綺麗に畳んで置いてあり、

試合会場につけばスパイク、
ユニフォームが自分のロッカーに
置いてある。

という状況しか知らない人生を
過ごしていました。

がしかし、

トレーニングで着た練習着は
自分で袋に入れて持って帰り、
家の洗濯機で自分で洗い、

翌日の朝は自分で畳んだ練習着を
リュックに入れて練習会場に行き、

試合会場までは2足以上のスパイクを
リュックの中に入れ、

パンパンに溢れかえったリュック背負い、
入らない荷物は手持ちで持つという
状況を経験できたとこで、

自分の世界観が広がり、
子供達に伝えられることも増えました。

このように、

サッカー選手としてのキャリアは
尻つぼみだったかもしれませんが、

自分の中ではこれらの経験が
人生トータルで見たときに
必ず資産になると信じていましたし、

新しい環境、新しい自分に出会うための
意思決定をしてきました。

サッカー選手にとっての移籍

サッカー選手には移籍がつきものです。

“新しい扉を開ける”ということで言えば
サッカー選手にとって移籍は
まさにそれですが、

自分から開けるパターンと
開けざるを得ないパターンとに
分かれます。

自分から開けるパターンは、
ステップアップするための移籍を
自分で切り開くパターン。

開けざるを得ないパターンは、
契約満了となり、移籍しないと
いけなくなるパターンです。

自分から開けるのか、
他人から開けられるのか、

これには良い悪いもないと思っていて、

新しい挑戦をするという意味では
どっちも同じです。

大切なのは、

常に自分を高め続けることと、
世界観を広げ続けること、

もちろん同じ環境で過ごし続けることで
学びになることもあると思いますが、

たった一度の人生なのだから
どうせだったら新しい扉を開いていく、

そんな人生を歩んだほうが
エキサイティングな人生に
なるのではないか?

僕はそう思っています。

このJリーガーブログに参加する選手たちも…

新しい扉を開けた選手たちがたくさんいます。

ぜひ彼らの挑戦を応援して頂きたいと思いますし、
動向をこれからも気にしてみて頂けたらと思います。

そんな彼らを見ていると、
やっぱり何かに没頭している人は
見ていてカッコいいし、気持ちが良いです。

これはサッカー選手だけではなく、
子供達、大人達にも言えます。

サッカーをやっていなくても良いです。

この地球で生まれた人間に共通して言えるのは、

“何かにワクワクしていて、
それに対して一生懸命な人間は
人の心を動かす”

ということです。

人に感動や勇気を与えることは
どんな立場の人間だってできるはずです。

自分のためにやった行動が
回り回って他人に影響を与え、

他人のためにやった行動が
回り回って自分に影響を与えます。

いくつになっても
未知の世界へ何度も足を踏み入れ
新しい挑戦をし続けることで、

ダイナミックな人生を
歩めるのだと思います。

古田寛幸

追伸:
こちらの中でプロサッカー選手を目指す
子供たちと保護者様に向けて

選手全員の力で何かできればと考えています。
宜しくお願い致します!

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